「踊れるかっこよさ」の伝道者

KUWANA RIRU
桑名利瑠 B.D:1995/10/12

仮面女子は、そもそもパフォーマンスについて一定の評価は受けていたと思う。
個性はもちろんだけど、「地下アイドル」という世界の中で「パフォーマンス」に迫力があっていい、と。
でも、そこから一つ押しあがった気がする。
ダンスそのもののスキルが変わった。
ダンス全然詳しくないから個人の勝手な印象かもしれないが。
個性で押し通していた部分が、チームとしての「パフォーマンス」や
一つ一つのフリの揃え方など意識が変わった(と思う)。
その一因として、りるちゃんのダンスがきっとある。
長い手足とすらりとしたシルエット。
ただでさえ舞台映えするその容姿に、バッキバキに踊れるダンススキル。
かっけぇ!
「そんなに踊れなくても…」から「踊れた方がよりかっこいいだろ」へ。
踊れるってこんなにかっこいいのか、
どうせなら、少しでも踊れた方がかっこいいじゃないか、そう導くには十分な刺激だったはずだ。
アイドルというもので何が正解なのかなんていうのはわからない。
たどたどしさを良しとする人もいるだろうし
可愛らしさを良しとする人もいるだろう。
でも、仮面女子が「地下最強」「舞闘派」を名乗るのならば
向上心と極めようとする気持ちが消えたら、その魅力は弱くなる気がする。
かわいいだけじゃない「かっこよさ」は確かに武器の一つのはずだ。
彼女の「かっこよさ」は仮面女子のそれまでの「かっこよさ」に新たな「意識」を芽生えさせた。
そういう存在だと思う。
しっかし、これまた大きなギャップの持ち主で…。
カメラの前でモデルになるときとダンスの時を覗いたら
愛すべきちょっとポンコツが垣間見える、かわいいかわいい、とても柔らかい女の子なのだ。
意味がわからない。
スイッチの切り替えがやばい。
でもそのやばさが、いい。
もうちょっと、いてくれても…とやっぱり思ってしまう。
せめても卒業が今まで伸びたのは神様からのプレゼントだったのかもしれない。
ちょいちょいと指で煽る瞬間の雰囲気、なんとも好き。「くっ…」ってなる。
際立った「天地」は語り草に。