PROUD☆KNIGHT
アーマーガールズ
作詞:月野もあ 作曲:永田雅規 編曲:佐々木久夫
ステージから届くラブレター
いやぁ…なんかズルい。
パッとイントロを聞くと、かわいいアーマーガールズらしい聞きなれた森の中の音楽みたいな音から始まり
まさか泣かされる曲だなんて思わないもの。
かわいいきゃぴきゃぴした女の子の楽しい曲かと思いきや…。
いや、かわいいのである。確かにかわいい。
振り付けもメンバーからも楽しまれるような動きで、思わず一緒に動きたくなる振付なんて人気がでる曲には欠かせない要素でもあるし、右に左に、飛び跳ねてわちゃわちゃ元気だ。
でもサビ前からサビにかけてのメロディーラインはなんとも青春みたいな明るいけど切なさがあるような音並びなのである。
サビ前の気づきや顔をあげるような歌詞で音を上げておいて、決意を強く言い聞かせるように少し下げた音とドラムの強いダンダンと足を踏み鳴らすような腕を振るような音で想いが乗せやすい作り方。
で、主な歌詞は英語なのだ。
ここもちょっとしたひっかけだ。いや英語が苦手な筆者だけかもしれないけど。
一回目では英語の歌詞部分はほとんど理解できなかったのである。
出だしの印象とサビの何とも言えない切なさにやられて歌詞を見たら…。なんつー歌詞だ…。
こんなん胸に来ないわけがない歌詞なわけだ。
で、それをわかって聞いたらなおヤバい。
つまり、すごい沼な曲なのだ。作り手側は罠でもキャップでもなく作ってるんだけども
聞いた側からはギャップも仕掛けも満載で、聴けば聞くほど好きになる。胸にくる。
この歌詞を書いたのが、アーマーガールズ不動のセンター「月野もあ」だ。
曲をもらって歌詞を書いたらしいのだけども、え!?歌詞後づけ!?…ってことはなんだ、音に言葉をはめるだけではなくてメロディの演出を歌詞で増したのか!初めての作詞で!?
いや、もうすげーよ。ほんと。
なんつーか、何やらせても超えてくるのである。「もあちゃんすげーな」が定着してるのに、毎回「すげーな」がやってくる。持ってるセンスもあっただろうけど、それだけではここまで来れない。
プレッシャーや努力や、なんかいろんなものを自分なりに昇華して力にしていく彼女がこの歌詞を書いたと思ったら、ぐっと来ないわけがない。
で、それをこんなラインとアレンジで仕上げるのもなんか「くそぅ…やられたっ!!」となるのだ。明るくてどこかひょうきんな面白ささえ潜むようなところがあるのに、そのちょっとおどけたような笛?フルート?の音がサビやメッセージを伝えたいようなところでは高く切ないラインを奏でる。
何と特徴がある曲よ。仮面女子のグループの中で、絶対アマガの曲とわかるもの。
なんというかステージからファンに向けて最高のラブレターだ。
と、同時にこの曲を呟くと自らを奮い立たせるような気持ちも起こしてくれる。
推しと一緒にがんばろうと思える曲だ。
最初からいい曲と感じる曲もいいけれど、
この曲はファンになればファンになるほどきっと好きが増していく、届く思いが強くなる、そんな曲だ。